mikami lab.@名古屋大学 大学院環境学研究科 環境政策論講座

名古屋大学大学院環境学研究科 環境政策論講座の三上直之のサイトです。2023年10月に北海道大学から現所属に異動しました。

メンバーのページを更新しました

新年度になり、メンバーのページ を更新しました。

3月に大学院修士課程の吉田大輝さんが修了しました。修士2年の1年間は、道職員としての勤務も始まり、多忙の中、時間をやりくりしながら修士論文の作成に取り組みました(修論テーマは「刑事裁判における科学技術コミュニケーションの研究〜精神鑑定を中心に〜」)。今年は社会人2年目、これまで大学院で学んだことも生かして、さらに活躍されることを期待しています。

また、CoSTEP修了生向けの研修科では、2014年度は岡崎朱実さん、櫻木正彦さんの2名が三上を担当教員として1年間学び、修了しました。ちなみに現在、CoSTEP研修科では2015年度の受講者を募集中です(4月14日〆切)。詳しくは、CoSTEPウェブサイトの研修科のページをご覧ください。

雑誌『科学技術コミュニケーション』(JJSC)を読む会のご案内

昨年から有志の教員や大学院生などで、「JJSCを読む会」と題して、雑誌『科学技術コミュニケーション』の最新号の合評会を開くようにしています。雑誌の論考を題材にして、科学技術コミュニケーション分野の研究や実践についての議論する場をつくれれば、と考えています。

発行から少し時間が経ってしまいましたが、第15号を対象とした「読む会」を下記の通り開催します。どなたでも無料でご参加いただけます。科学技術コミュニケーションの研究の雰囲気について知りたい方にもちょうどよい機会になると思います。ぜひご参加ください。

「JJSC第15号を読む会」開催のご案内

雑誌『科学技術コミュニケーション』(JJSC)第15号の合評会を下記の通り開催します。発達障がい当事者の博物館利用をテーマとした沼崎麻子さん(北海道大学理学院科学コミュニケーション講座博士後期課程)らの論考を取り上げ、臨床心理学が専門で、札幌市の特別支援教育巡回相談員の風間恵美子さんが批評します。

日時

2014年11月30日(日) 13:30〜16:00

会場

北海道大学情報教育館4階 共用多目的教室(1)
札幌市北区北17条西8丁目(北図書館の隣の建物です)

  • 地下鉄南北線北18条」駅から徒歩10分
  • JR「札幌」駅北口から徒歩25分

地図 http://d.hatena.ne.jp/nmikami/00000003

とりあげる論考(下記のURLからPDFを無料でダウンロードできます)

沼崎麻子・湯浅万紀子・藤田良治・鈴木誠・松田康子・吉田清隆・斉藤美香「成人ASD自閉症スペクトラム障害)当事者の博物館利用の現状と課題:「科学コミュニケーション」の場としての博物館の役割に着目して」『科学技術コミュニケーション』15: 73-89頁, 2014年6月.(http://hdl.handle.net/2115/56447

評者

風間恵美子氏(札幌市教育委員会特別支援教育巡回相談員、札幌学院大学心理臨床センター研修員)

参加費と申込方法

参加無料。準備の都合から、下記のURLにあるフォームで事前にお申し込みくださいますようご協力をお願いします。


主催

「JJSCを読む会」実行委員会

共催

北海道大学大学院理学院自然史科学専攻科学コミュニケーション講座

協力

北海道大学CoSTEP

その他
  • 今回取り上げる論考のほか、『科学技術コミュニケーション』の掲載記事は、すべて同誌のウェブサイト(http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/jjsc/)から無料でダウンロードできます。
  • 合評会には『科学技術コミュニケーション』の編集委員も出席し、最近の原稿応募の状況や、今後の募集のスケジュールに関するお知らせの時間も設ける予定です。投稿をお考えの方は、ぜひこの機会をご活用ください。
  • 「JJSCを読む会」実行委員会は、上記の共催・協力組織の教員や大学院生、受講生など有志若干名で構成します。今回の実行委員(*印=責任者)は、川本思心、郡伸子、斉藤健、杉山滋郎、出村沙代、三上直之*です。


問い合わせ先

「JJSCを読む会」についてのお問い合わせは、次のアドレスまでメールでお願いします。rj[a]hos2.sci.hokudai.ac.jp([a]を@に変えてください)

CoSTEP研修科に重田さん、中島さんも参加


先日の記事で、CoSTEP研修科で加わった二人のメンバーをご紹介しましたが、川本准教授を受け入れ担当として、2013年度CoSTEP修了生の重田光雄さん(写真左)と中島悠貴さん(同右)の二人も、研修科を受講することになりました。これで当研究室では、今年度は、合わせて4人の研修科生を受け入れることになります。

重田さんはライフワークの著作権に関する活動を行う予定です。CoSTEP受講生等の著作権に関する認知度を踏まえ、面白く役に立つ著作権テキストブックの作成に挑戦します。

中島さんは昨年度ライティング・編集実習で経験した広報誌の企画・執筆を通した学びをまとめます。さらに実際に読んでくれた人はどう感じたかについてもフォローアップすることを計画しています。

CoSTEPでの学びをさらに発展させてくれることを期待しています。

CoSTEP研修科に岡崎さん、櫻木さんが参加

CoSTEP修了生が、自分でテーマを決め、研究室に所属して研究や実践を深める「研修科」というプログラムがありますが、当研究室でも毎年、若干名、受講生を受け入れています。

今年は先日、研修科の募集・選抜があり、岡崎朱実さん(写真左)、櫻木正彦さん(同右)の二人が三上を受け入れ教員として研修科に参加することになりました。正式には来月10日の開講式を経て、ゼミなどでの活動がスタートします。

岡崎さんは2011年度から継続して研修科に参加しており、4年目になります。「環境配慮行動のための科学技術リテラシー」をテーマとして、環境活動や環境教育の実践に根ざした研究を続けます。櫻木さんは昨年度も、CoSTEP選科を受講するかたわら、当研究室の論文ゼミに参加していました。今年度は「ファシリテーターの質問力、その評価方法の開発〜科学技術を主題としたワークショップを事例に〜」をテーマに掲げ、調査と論文執筆に本格的に取り組みます。

川本准教授にインタビュー

札幌は昨日、朝がたにうっすら雪が積もり、日中も4℃ほどまでしか気温が上がらない、冬に戻ったような天気でした。しかしキャンパスは、火曜日に入学式を終えたばかりの新1年生でごった返し、寒さを吹き飛ばす熱気に満ちていました。そんな中、当研究室に4月1日付けで新たにスタッフとして加わった川本思心准教授をCoSTEPの研究室に訪ね、大学院教育や今後の研究の抱負などについてお話を聞いてきました。【写真=CoSTEP、聞き手・構成=三上直之】

――川本さんが、理学研究院に異動されて大学院教育では当研究室所属となり、まる10日経ちました。異動後も引き続きCoSTEPを兼任され、科学技術コミュニケーター教育プログラムの運営や授業なども担当されるということで、昨年度にも増して、お忙しい毎日を過ごされていることと思います。

川本 着任と同時に理学部5号館に居室を頂きまして、今のところ本拠はCoSTEPのこの部屋に置きつつも、週2日程度、理学部の方で仕事をするリズムになっています。5号館は、学部から大学院時代の約10年を過ごした古巣でして、研究中心の世界である理学部と、このCoSTEPとの間を往復する生活に心地よい刺激を受けています。

――新しく担当される授業も始まりますね。

川本 さっそく来週から、CoSTEPの同僚と一緒に、主に1年生を対象として開講する全学教育の授業が始まります。昨年も携わった大学院生向けの科学技術コミュニケーションの授業は、今年度からは責任教員となり新たな気持ちでスタートします。
 後期には、杉山滋郎先生と一緒に全学教育の科学史の授業も担当します。前半を杉山先生が教えられ、私は後半を受け持たせていただく形ですが、ミミズの研究のかたわら興味を持ってきた再生生物学の歴史を、最先端の研究とも対比させつつ読み解く授業になりそうです。
 じつは、ちょうどこの授業の構想を練っていた1月下旬に飛び込んできたのが、「STAP細胞」の第一報でした。締め切り直前だったシラバスに何とか盛り込むべきかとの考えが頭をよぎりましたが、「待てよ。あわてて飛びつくべき話ではないかもしれない」と思い直して、結局入れなかった。そのすぐ後に、あのような展開となってしまって……。最初に考えたのとは違う意味で、授業で必ず取り上げるべき項目となってしまいました。

――このウェブサイトに掲載した4月1日付の着任のあいさつで、川本さんは、博士課程時代の生物学の研究と、その後の科学技術コミュニケーションや科学技術社会論の研究とが、「底流において同じ関心でつながっている」とおっしゃっています。その「同じ関心」とはどんなものなのか、少し詳しくお話しいただけませんか。また、その関心は今後も色々な形で貫かれるのだと思いますが、一方でこの研究室で大学院教育を担当されることになり、新たに取り組んでみたいことなどがあれば、それも聞かせてください。

川本 そうですね……まず後の質問から答えると、CoSTEPというフィールドを持っていることが私の強みなので、ぜひこれを生かした研究をしたい。例えば、研究者が日々の研究や科学技術コミュニケーションを含む様々な実践の中で、どんなふうにふるまうのかをじっくり見ていくような研究ができれば、と思っています。と同時に、個々の研究者のふるまいを越えて、もう少しマクロに集団としての研究者がどこへ向かっていくのか、ということも明らかにしていきたい。研究者集団の中で、科学コミュニケーションという文化なり知識なりが、どんなふうに受容され、また変化していくのかを知りたい。具体的な研究方法までは、まだはっきり見えていませんが、自分が得意な数量的な社会調査の方法も用いて、専門家像の変遷を明らかにできればと考えています。

――個々の研究者のふるまいと、集団としての研究者の動向をともに理解したい、ということですね。生物学をバックグラウンドに持つ川本さんらしい問題関心ですね。

川本 まさにおっしゃるとおりなんだと思います。生物学と、科学技術コミュニケーションや科学技術社会論とが、底流においてどんな「同じ関心」でつながっているのかという一つ目の質問への答えは、このあたりにあると考えています。安易な生物学のアナロジーは避けるべきですが、例えば生物進化の系統樹のイメージでとらえているのかもしれません。つまり、大きな流れの中で研究者の生態、研究者の進化を捉えることができないか。そこには、世代を越えて先人から後の世代へという垂直伝播だけでなく、異なる種の間での水平伝播、水平遺伝のような動きも見いだせるのではないか。
 正直な話をしますと、こういう話は私の場合、必ずしも科学と社会の関係を良くしたいという実践的な関心から出発しているのではなく、世の中の現象をよく見えるようにしたら面白いはず、という好奇心が第一です。そうして分かったことが、結果として社会の役に立てばもっとうれしい、という感覚でいます。

――科学コミュニケーションを研究する川本さんのスタンスは、生物学者が生き物のつくりやふるまいをもっとよく知りたいという好奇心と通じる部分がある、ということですね。

川本 そうかもしれません。

――川本さんとは、私がCoSTEPの教員になった約10年前からの知り合いですが、こんなふうに改まってインタビューするチャンスはこれまでありませんでしたので、これを機に聞いてみたいと思っていたことがあります。それは、川本さんがご自分をどんなタイプの研究者だと考えていらっしゃるか、ということです。研究者にも色々なタイプがいると思うのですが、川本さんご自身はどんなタイプだと思っていらっしゃいますか。

川本 うーん、難しいですね。それは研究者として立っていく上でとても大事なことだという自覚はあって、私の悩みどころでもあるんです。生物学の研究を中心にやっていた頃のことを言えば、標本づくりが得意で自信があったし、また専門のミミズについて言えば、自分は3本ないしは5本の指に入るぐらい詳しい人間だという自負がありました。
 そんな中、科学と社会の関係には昔から関心があって、自分なりに本を読んだり、考えたりしてきた。もともと生物学は、数量的な方法も使いながら現象をある程度マクロなレベルで捉えつつ、フィールドワークや個体の観察などミクロに対象に迫り理解するという学問です。近年取り組んできた、数量データを用いた科学リテラシーに関する分析などは、今改めて振り返ると、まさにミクロなコミュニケーションの場面を念頭に置きつつ、数量化によって対象をマクロに捉えるというアプローチだったと思います。そのあたりが、生物学研究者として育ってきた自分の強みかもしれないと思っています。
 目上の方々に、「川本は意外と人の言うことを聞かない」と言われることがよくあります。自分で考えても、この指摘は結構当たっていると思う部分がありまして、たしかに自分の興味にきわめて正直な人間だと思います。私は根っから理科系の人間ですが、色々な分野に関心をもって首をつっこんできたので、東工大で理工系のそれこそ様々な分野の先生方と協働する際に、打ち解けてお話しできる関係をつくりやすかった、と思っています。
 7年前、北大の博士課程を修了して、科学コミュニケーションの分野で東工大に就職することになった際に、お世話になったある先生が「あらゆる分野で二流になりなさい」という趣旨の言葉を餞に下さったことがありました。東工大での仕事で私の支えになったのが、まさにこの「あらゆる分野で二流に」という言葉でした。それぞれの分野に一流の方はいらっしゃるけれど、一流の人たちの狭間で取りこぼされた仕事というのがあって、そういうものを拾っていくには分野をまたいで仕事にしていかなければならない。また、そういった所にこそ、科学技術コミュニケーションが解決しなければならない社会の課題が残されている。7年前にその先生が下さった言葉の意味は、そんなことではないかと思っています。実際、「あらゆる分野において二流」であることが本当にできたなら、それはおそらく一流以上の存在なのかもしれないと思っていて、そんな存在を目指していきたいと考えています。

――なるほど、深いですね。もう一つ、うかがいたいのですが、教育者、先生としてはご自分はどんなタイプだと思っていらっしゃいますか。

川本 授業などだと学生に親切で、どちらかと言えば優しいタイプの指導者なのかなと思うのですが、研究や論文執筆を指導するとなると急に厳しくなる面がある、と思っています。これは研究になると、学生とは言っても自分の共同研究者として見てしまうので、やや真剣になりすぎてしまうのかもしれません。もう少し余裕を持って接しなければいけませんね。

――川本さんの師匠でいらっしゃる栃内新先生には、私もCoSTEPの仕事などでかれこれ10年近くお世話になっています。しかし、本業である生物学の研究室で栃内先生がどんな先生なのかはあまり知らないのです。おそらく、川本さんの大学教員としてのスタンスを形づくるうえで、栃内先生の影響は計りしれないものがあるでしょうね。

川本 そうだと思います。学部生の頃から約10年間、栃内先生のもとで指導を受けたのですが、先生の指導は単に実験などのテクニックを細かく教え込むのとは違って、「自分が何をやりたいのか問題意識をはっきりさせなさい」ということを本当にしつこいほどに言われました。その一方で、研究の基礎として生き物の飼育を大事にされていて、生物学の研究者であるなら「自分で増やすことができてなんぼ」「きちんと生物と付き合えてなんぼ」ということは叩き込まれました。

――物事の本質にこだわりながら、自分の関心を徹底的に突き詰める川本さんの姿勢は、やはり栃内研究室で育まれたのですね。私が栃内先生を存じ上げているからかもしれませんが、とても興味深いです。早ければ今秋から修士課程や博士後期課程の大学院生を受け入れ、直接指導されることになりますが、川本先生のもとで学びたいと考えている人に対して、最後にメッセージをお願いします。

川本 具体的に何をテーマに選ぶにせよ、データに対して真摯に向き合うタイプの人に来てもらえたらと思います。そのデータを取るために大変な思いをすることをいとわない人、またそのデータができる過程に関わる人たちに対する思いをしっかりと持って研究できる人に来てほしい。そして何といっても、先ほどの栃内先生の話に通じますが、「自分の好きなことを好きにやりたい」という人に来てほしいです。修士課程であっても、ここは自分の研究室なんだというぐらいの思いで、私と一緒に道を切り開くことを楽しんでくれる人に来てほしいです。

――なんだか私もワクワクしてきました。どうもありがとうございました。

(2014年4月11日、北海道大学CoSTEPの川本研究室で)

CoSTEP修了生の皆様へ、「研修科」へのお誘い

CoSTEP修了生向けのプログラム、研修科の2014年度受講者募集が本日始まりました。
http://costep.hucc.hokudai.ac.jp/costep/learn/general/study.html

募集要項の2ページにも、応募者は希望の教員とあらかじめ「協議」してください、とありますが、三上を指導教員として研修科への応募をお考えの方は、ぜひ早めにご連絡ください。

まだ活動のプランが固まっていない方も、計画書を練り上げる段階からご相談に対応できます。このウェブサイトにある連絡先から、お気軽にメールでご連絡ください。相談の後、正式に応募をしていただき、応募書類と面接による選考を経ていただくことになります。

私が主にお手伝いできる分野は、社会学的な調査の方法(参与観察やアクションリサーチを含む)を用いた科学技術コミュニケーションについての調査研究です。自分の取り組んでいる実践活動や、現実に起こっているトランス・サイエンス的な問題について、系統的にデータを集め、それらを整理・分析して文章にまとめてみたい、という方にはお勧めの研究室だと思います。

最終的なアウトプットの形態としては、私が無理なくアドバイスできるのは報告書や論文といったアカデミックな(地味な)スタイルの書き物になりますが、その他でもなるべく幅広くご相談に応じます。

今年からは、研修科在籍中の約1年間で、実際に公刊できるレベルの原稿を仕上げ、提出するところまでに至る、実現可能性ある計画を立てていただくことを、三上を指導教員として応募する方の受け入れ条件とすることにしました(投稿・発表先としては、例えばCoSTEP発行の雑誌『科学技術コミュニケーション』などの媒体を想定しています)。

執筆の過程では、大学院の科学コミュニケーションのコースと合同で開いている演習「論文ゼミ」において草稿の内容を報告していただきます。教員やゼミの他のメンバーからのコメントを踏まえて、原稿をブラッシュアップする貴重な機会となります。

少し高いハードルに感じるかもしれませんが、修了生の皆さんが、CoSTEPの本科・選科での学びを土台に、さらにステップアップする機会を提供できればと願っています。奮ってご応募ください。

修士論文報告会とCoSTEP修了式


この春、修士を修了するM2の三浦さんから、書き終えた修論の作成過程について後輩たちが話を聞く報告会を研究室内で開きました(右の写真)。

1時間ほどのセミナーでしたが、これから修論を書く人たちにとって、とても参考になる話ばかりでした。例えば・・・

  • 文献は、一見興味のないようなもの、問題意識から遠く見えるものでも読んでみる。大学院生として、「読んでない」「知らない」は恥ずかしいことと考え、読めるうちに読もうと心がけた。
  • どのような文献を読むべきか?→読むべき文献は「議論の土台となる文献」「分析のアプローチが似ている文献」「身近な先生、先輩の文献」など6種類に分けられる
  • M2の秋になっていきなり書き始めるのは大変。パラグラフごとのメモになるようなものを、日常的につくり、ストックしておくとよい。それらを組み合わせて各章を完成させる。

やはり日頃からの積み重ねが大切ということですね。他にも、2年間の経験を踏まえた実践的なアドバイスがたくさんあり、それらがぎっしりつまった三浦さんのメモは、後輩たちに引き継がれました。

また先週は、科学技術コミュニケーター養成プログラム(CoSTEP)の成果発表会・修了式もありました(左の写真)。当研究室では、岡崎さん、郡さんが研修科を、遠藤さんが本科を修了しました。