2020-01-01から1年間の記事一覧
このサイトでも何度か紹介してきた,気候変動対策に関する無作為抽出(くじ引き)型の市民会議ですが,国立環境研究所や大阪大学と一緒に行っている科研費による共同研究の一環として,ローカル版の会議を試行することになりました。札幌市と提携して,札幌…
もう2カ月前の話ですが,新型コロナウイルス感染症の影響で中止となってしまった学位記授与式の日に,自分の所とその近所の研究室の修了生数人のために,風通しの良い部屋で即席の学位記授与式を開きました。ごく短時間の式でしたが,式辞があった方がそれら…
昨年秋に科研費に提案していた基盤研究の計画が採択され、今年度からまた3年間、研究代表者として新たな科研費をお預かりすることが内定した。それで早速、交付申請の手続きをしている。 最近では、申請から審査結果の通知、採択後の交付申請などの手続きが…
環境社会学の調査でお世話になっている三重県志摩市のOさんから,ぜひ見てみてと勧めていただいた番組。 www.nhk.or.jp 主人公は,2016年の伊勢志摩サミットの会場ともなった,志摩観光ホテルの7代目総料理長,樋口宏江さんである。同ホテルにある,2つのフ…
フランスや英国を中心に欧州で広がっている気候市民会議の動向について報告するシンポジウムが、2月14日に東京で開かれます。非常勤の理事を務めている環境政策対話研究所の主催で、私も後半のパネルディスカッションの司会を担当します。 英国議会主催の気…
英国 気候市民会議 Climate Assembly UK 報告(2) 〜主催者と専門家〜 からつづく さて、いよいよ1月26日午前中に傍聴させてもらった際の会議の様子を報告しようと思うのだが、その前に、3月まで4回にわたる会議が、全体を通してどのような流れで進められる見…
英国 気候市民会議 Climate Assembly UK 報告(1) 〜参加者の選出方法〜 からつづく 次に、参加者が議論をする上で必要な知識や情報を提供する専門家、利害関係者についてである。これについても、ある意味でオーソドックスながら、しかしよく練られた構成に…
英国バーミンガム市で1月25日、英国議会下院主催の気候市民会議 Climate Assembly UK が始まった。国全体の縮図になるようにくじ引き civic lottery で集まった110人が、英国が昨年6月に法制化した「2050年までに温室効果ガスの実質排出をゼロにする」という…