ミニ・パブリックスとは何か? 17分でわかる動画はこちら
ミニ・パブリックスとは、無作為抽出などの方法を使って、ある社会の縮図となるよう一般の人たちを十数人から数百人集めて話し合いを行い、その結果を政策決定などに用いる市民参加の手法の総称です。我々の研究室でも、科研費などの助成を受けてこれらの手法を用いた会議を実際に開く社会実験を重ね、ミニ・パブリックスを日本社会で活用する可能性を研究しています。
ミニ・パブリックスとはどんなものであり、具体的にどんな手法のバリエーションがあって、実際の会議はどのように行われるのか。どんな利点があり、日本で用いる際の問題点はどのへんにあるのか。そうした基本的な情報についておたずねいただくことがしばしばあります。
そこで、ミニ・パブリックスについて手っとり早くわかる情報源をご紹介します。
17分で「ミニ・パブリックス」がわかる動画
【動画】「ミニ・パブリックスって何だ?〜私の議論が政治を変える〜」
http://www.hbc.co.jp/tv/d-college/07.html
HBC北海道放送制作の「道民カレッジほっかいどう学大学放送講座」で、2013年にミニ・パブリックスをテーマとした講義を行いました。その内容が今でもHBCのウェブサイトで見られます。「パート1」から「パート3」に分かれていて、全体では約26分ありますが、まずはパート1(約9分)とパート2(約8分)をご覧ください。ミニ・パブリックスがどんなものか、最低限のことが分かります。
もう少し詳しい話をブックレットで
- 作者: 村田和代,松本功,深尾昌峰,三上直之,重信幸彦
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ミニ・パブリックスの活用を検討したい行政や市民活動関係の方、レポートや卒業論文などのためにミニ・パブリックスについて調べる必要があり、まずは手っとり早く概要をつかめる資料を探している学生の方などにおすすめです。
一冊まるごとミニ・パブリックスの本:さらに踏み込んで知りたい方へ
討議デモクラシーの挑戦――ミニ・パブリックスが拓く新しい政治
- 作者: 篠原一
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「討議デモクラシー(deliberative democracy)」の観点から、ミニ・パブリックスの理論的な位置づけについても論じています。
実際にミニ・パブリックスを使おうとしている方や、このテーマについて深く知りたい、学びたい学生・研究者の方はもちろんのこと、新たなデモクラシー、政治のすがたに関心のあるすべての方に読んでいただきたい一冊です。