mikami lab.@名古屋大学 大学院環境学研究科 環境政策論講座

名古屋大学大学院環境学研究科 環境政策論講座の三上直之のサイトです。2023年10月に北海道大学から現所属に異動しました。

雑誌『科学技術コミュニケーション』合評会のご案内(10月8日)

恒例のJJSCを読む会(雑誌『科学技術コミュニケーション』合評会)を下記の通り行います。今回は先日発行された第25号から、種村剛さんらによる討論劇についての報告をとりあげます。

種村さんたちのグループでは、2016年から毎年、CoSTEPの実習の一環として、先端科学技術をめぐる論争をテーマとした演劇を上演し、演劇を通じた科学技術コミュニケーションの可能性を追求しています。今年7月には、種村さんの原案をもとに、生体埋込型のIoT技術をテーマとした会話劇が、札幌の劇団「弦巻楽団」とCoSTEPのコラボレーションで、市内の小劇場において上演されました。

今回取り上げる論考は、この会話劇のプロトタイプとなった、CoSTEP実習での討論劇イベント「その時、あなたは埋め込むか?~討論劇で問う生体 IoT を用いた健康管理の是非~」の制作記です。とくに、先端科学技術を扱った討論劇のテーマ選択や登場人物の設定のあり方について、詳しく検討しています。

合評会には筆頭著者の種村さんも出席します。論考の内容を中心に、討論劇を用いた科学技術コミュニケーションの可能性について議論したいと思います。

 

第12回「JJSCを読む会」(『科学技術コミュニケーション』合評会)

日時 2019年10月8日(火)18:30-20:00

会場 北海道大学情報教育館4階 共用多目的教室(1)
札幌市北区北17条西8丁目(北図書館の隣の建物です)
地下鉄南北線北18条」駅から徒歩10分/JR「札幌」駅北口から徒歩25分
▼地図(Googleマップが開きます) https://goo.gl/rCT67f

参加無料、事前申込み不要。当日直接会場へお越しください。

とりあげる論考
種村剛・大津恵実・秋田郁美・鈴木花・六角美鈴・岩澤大地・大澤康太郎・熊谷まりな・吉本拓郎・米田鈴枝・古澤輝由「先端科学技術を扱う討論劇におけるテーマおよび登場人物の設定についての考察」『科学技術コミュニケーション』第25号:17-32頁.(http://hdl.handle.net/2115/75056

※評者(報告者)は決めずに、自由に意見交換します。とりあげる論考に目を通した上でご参加ください。筆頭著者の種村氏も議論に参加する予定です。

主催 北海道大学 科学技術コミュニケーション研究室
共催 北海道大学大学院理学院 科学コミュニケーション講座
協力 北海道大学CoSTEP

その他
・今回とりあげる論考のほか、『科学技術コミュニケーション』の掲載記事は、すべて同誌のウェブサイト(http://costep.open-ed.hokudai.ac.jp/jjsc/)で自由に閲覧できます。
・問い合わせ先(科学技術コミュニケーション研究室・三上)
rjjsc[a]high.hokudai.ac.jp([a]を@に変えてください)