mikami lab.@北海道大学 科学技術コミュニケーション研究室

北海道大学で科学技術コミュニケーション・科学技術社会論を担当している三上直之のサイトです

夏の集中演習(合宿)

9月17日(土)、18日(日)の2日間、札幌市南区定山渓温泉に合宿し、論文ゼミ恒例の夏期集中演習を行いました。この合宿は今年で5回目ですが、定山渓での開催は初めてです。大学院生やCoSTEP研修科生、私たち教員も合わせて9人が参加しました。

今回は研究報告が3本で、例年よりも時間にゆとりがありましたので、冒頭3時間ほどかけて、参加者全員が10分ずつくらい、今、自分が取り組んでいる科学技術コミュニケーションの実践や研究などについて共有する「オープニングセッション」を設けました。参加者全員の実践や研究を一覧する機会はめったにないことで、ここで問題意識を共有できたことにより、その後の議論も深まったように思います。

勉強している様子を撮り忘れましたが、これは晩ご飯の写真です。今回の合宿は、定山渓温泉にある企業の研修保養施設を利用しました。設備も新しく、ご飯もおいしくて非常に快適でした。お世話になった施設の皆様、ありがとうございました。

肝心の研究報告は

  • ある国立大学でサイエンスカフェを継続して開催しているグループに密着したインタビュー調査の報告
  • 歴史文化施設の活用促進とファンドレイジング
  • 科学技術コミュニケーターとしての「家庭医」

の3本でした。それぞれ1、2時間ずつ時間をとって報告および討論を行いましたが、いずれも現場での調査・実践を踏まえた具体的な中身のある報告で、討論も充実したものとなりました。

18日昼すぎに演習は終了し、その後、都合がつく人はエクスカーションとして近くの定山渓ダムを見学しました。堤高117.5メートルの重力式コンクリートダム(コンクリート自体の重さで水を支える形式)を見上げる位置に公園があり、なかなかの迫力です(冒頭の写真)。

敷地内にある資料館も見学しました。ダムの構造の解説のほか、治水と上水道、発電の三つの目的を兼ねたダムであることに合わせて、洪水や上水道に関する展示、電力についてのクイズや解説パネルもありました。1981年(昭和56年)8月に石狩川流域で起こった大洪水のことを始めとして、色々と勉強になることの多い展示でした。