mikami lab.@北海道大学 科学技術コミュニケーション研究室

北海道大学で科学技術コミュニケーション・科学技術社会論を担当している三上直之のサイトです

日韓ワークショップを開きました

ご報告が遅れましたが、7月29日に北海道大学で「科学技術への市民参加に関する日韓ワークショップ(Japan-Korea Exchange Workshop on Public Engagement in Science and Technology)」を開きました。

韓国側からは韓国カトリック大学のイ・ヨンヒ教授(社会学、同大学科学技術と民主主義センター長)ら5人、こちらからはCoSTEPのスタッフと私、あわせて6人が出席しました。双方から、合わせて5本の報告を行い、ディスカッションしました。

イ教授らは、1990年代から Center for Democracy in Science and Technology(CDST)というNPOを拠点として、GMOやクローン技術、原子力に関するコンセンサス会議を開くなど、科学技術への市民参加の取り組みを進めています。実社会の課題を取り上げて対話の場をつくってきたCoSTEPの活動とも共通する部分が多く、互いにかみ合った意見交換となりました。

同時に、日韓の経験には重要な点で違いも見られました。科学技術への市民参加や科学技術コミュニケーションの活動を進める上でのNPOとの協働のあり方や、科学技術への市民参加の取り組みが生まれてきた政治的な背景の違いなどは、中でも重要な点として印象に残りました。これらの違いをよく理解することは、お互いの今後の活動にとって有益であることはもちろん、それ自体が大事な研究テーマでもあると思われます。

今回はイ教授らが北海道大学を訪問されるのに合わせて、急きょ開催する形となりましたが、今後も機会を見つけてこの交流を続けていければと考えています。

Japan-Korea Exchange Workshop on Public Engagement in Science and Technology

Date

July 29, 2016

Venue

4th oor, Multimedia Education Building, Hokkaido University North 17, West 8, Kita-ku, Sapporo, Hokkaido | 北海道大学情報教育館4 階共用多目的教室(1)

Coordinators

Jik-Soo KIM, Chung-Ang University, Korea; Naoyuki MIKAMI, Hokkaido University, Japan

Presentations
  1. Young Hee LEE, “Technology and Citizens: A Case of the First Citizens’ Jury in South Korea”
  2. In Kyoung CHUNG, “World Wide Views on Climate and Energy 2015 in Korea as a Global Deliberative Governance”
  3. Takeshi TANEMURA & Kiyoshi FURUSAWA, “A Talk about CoSTEP”
  4. Hyun Jung PARK, “Possibility of Art Science Workshop:A Case of Children’ s Project in CoSTEP”
  5. Naoyuki MIKAMI, “ A Case Study of Energy Choice Deliberative Polling (DP) after the Fukushima Accident ”