mikami lab.@名古屋大学 大学院環境学研究科 環境政策論講座

名古屋大学大学院環境学研究科 環境政策論講座の三上直之のサイトです。2023年10月に北海道大学から現所属に異動しました。

卒業式こぼればなし

このたび卒業・修了された皆様、論文博士を授与された皆様、改めておめでとうございます。

北海道大学の卒業式(学位記授与式)では、その場で実際に学位記をもらえるのは、各学部や研究科・学院の総代の学生のみです。その他多数の学生は、自分の所属する部局に戻ってから、そこで個別に受け取ることになります。

私の場合、最初に送り出した大学院修了生(三浦太郎君)が理学院の総代で、その年は式場に入らせていただきました。三浦君が総代を立派に務め、体育館から出てきたところで、一緒に上のような写真を撮りました。

担当学生の卒業式を初めて経験する私はあまり意識していませんでしたが、ここで三浦君の手に学位記があるのは彼が総代だったからで、周囲にいる多数の学生は、まだこの時点では学位記を持っていません。三浦君と私の背景には学位記授与式の立て看板もあります。式から出てきてすぐにこの写真が撮れたのは、非常に幸運だったわけです。

2年前に修了した郡伸子さんの場合、式の後、式場から往復20分くらいかかる理学院まで行って、学位記を受け取ってきました。式場の体育館は、ちょうどうちの研究室の前にあります。戻ってきた郡さんと一緒に、立て看板の前で記念写真を撮りました。

さて、今年の話です*1。郡さんのときと同じように立て看板の前で写真を撮ろうということで、理学院から戻ってきた遠藤君・小松さんとともに体育館前に行ってみると、なんと撤収作業が始まっていました!!

会場入り口の立て看板は、学部の式と、大学院の式とに分かれているのですが、大学院の立て看板は、すでに撤去された後でした。時間は午後1時40分頃。式が終わってから、まだ2時間もたっていませんでしたので、3人とも軽くショックを受けてしまいました。

でも気を取り直して、まだ残っていた学部(学士)の学位記授与式の看板の前で撮ったのが、この写真です。「北海道大学 学士学位記授与式 式場」と書かれているのですが、上の方をカットすれば「学位記授与式 式場」となるだろう(笑)という目論見です。学士の「士」の字が残っていますが、修士・・・と続くと考えれば、これでも合格でしょう。

というわけで、来年以降の学位記授与式に際して、式場入口の看板前で記念撮影をしようとお考えの方は、式の前か直後など、なるべく早めにされることをお勧めします。

*1:郡さんと今年の二人の間に、1年前に修了した吉田大輝君がいるのですが、彼の場合、修士2年に上がる春に北海道庁に就職しており、学位記授与式の当日も仕事がありました。授与式の後、研究室には顔を出してくれたのですが、残念ながら記念撮影をする余裕はありませんでした。それにしても、社会人1年目の忙しさの中で修論を仕上げ、2年で修了した吉田君の努力は素晴らしかったです。