mikami lab.@名古屋大学 大学院環境学研究科 環境政策論講座

名古屋大学大学院環境学研究科 環境政策論講座の三上直之のサイトです。2023年10月に北海道大学から現所属に異動しました。

修士論文発表会、一般教育演習の懇親会など

昨日2月3日の午後、情報教育館3階の教室で、理学院科学コミュニケーション講座の修士論文発表会がありました。当研究室からは、遠藤恭平さん、小松美由起さんの二人が、先月提出にこぎつけた修士論文の内容を報告しました。CoSTEPのスタッフの方々や論文ゼミのメンバーなども、仕事や研究の合間をぬって駆けつけてくれました。

遠藤さんの研究テーマは「理工系学生にとっての科学技術コミュニケーション教育の意味に関する研究」。CoSTEP本科を受講した大学院生らへのインテンシブなインタビュー調査に基づき、理工系学生らにとっての科学技術コミュニケーション教育体験の意味を探求しました。また、かれらが科学技術コミュニケーションに関する問題意識を深めるきっかけをつくるワークショップモジュールを試行し、そのプロトタイプを提案しました。

小松美由起さんの研究テーマは「大学広報における科学技術コミュニケーターの役割:広報誌制作過程の分析を中心に」。ある年度にCoSTEP実習チームが担った、北大広報誌『リテラポプリ』の編集過程に1年間密着したエスノグラフィーを中心とした論文です。加えて、科学技術コミュニケーターとしてのCoSTEPチームが参画して制作された広報誌の強みと課題を明らかにするため、読者約70人に対するモニター調査も実施しました。

それぞれ約20分ずつ報告し、その後10分間ずつの質疑応答を行って、無事に発表を終えました。

発表会前日の2日夜には、少しフライング気味でしたが、遠藤さん、小松さんの修士論文提出を祝って「お疲れ様&壮行会」を開きました。修論生二人も含め、研究室の教員や大学院生、論文ゼミのメンバーなど12人が参加し、にぎやかな集まりになりました。

今週は飲み会が続きました。昨夜は、今学期1年生向けに担当した一般教育演習「聞く力・話す力のトレーニング」の学生たちが、授業の打ち上げを開いてくれました。半年間、授業を頑張ったことへの大変うれしいプレゼントとなりました。「飲み会」と言いましたが、全員が1年生の集まりで、およそ半分のメンバーは未成年でしたので、全員お酒はなしでしたが、お腹いっぱい食べてたくさん話して、とても楽しいひとときでした。「全員が成人したら、今度はお酒を飲みに行こう」と約束して別れました。

そして今日は朝から、大学院修士課程・博士後期課程の入学試験(二次募集)がありました。怒濤のごとく色々なことが押し寄せた三日間でした。

今日は立春。札幌は明日から雪まつりです。大学では、一つの年度がまもなく終わり、また新たな年度へと切り替わるための準備が着々と進んでいきます。