プロフィール
三上 直之(みかみ・なおゆき)
1973年 千葉県野田市生まれ
- 名古屋大学 大学院環境学研究科 社会環境学専攻 環境政策論講座 教授
- 専門分野:環境社会学、科学技術社会論、科学技術コミュニケーション
- researchmapマイポータル:http://researchmap.jp/nykmkm/
Photo: Schuko Ohtsu
学歴
- 1992年 千葉県立東葛飾高等学校 卒業
- 1996年 東京大学文学部社会学専修課程 卒業
- 2001年 東京大学大学院新領域創成科学研究科修士課程 修了
- 2005年 同研究科博士課程 単位取得退学
- 2007年 同研究科博士課程 修了[博士(環境学)]
職歴
所属学会
主な公的社会活動
- 一般社団法人環境政策対話研究所理事(2015年〜)
- 環境省 北海道環境パートナーシップオフィス(EPO北海道)運営協議会委員(2012年〜)
- 北海道生涯学習審議会委員(2012年〜)
- 北海道大学生活協同組合理事(2015〜2019年)
- 札幌市 緑の審議会委員(2013〜2019年)
- 札幌市社会教育委員(2011〜2017年)
- 北海道食の安全・安心委員会委員(2011〜2017年)
- 文部科学省 科学技術・学術審議会専門委員(2013〜2017年)
- 大学共同利用法人人間文化研究機構 総合地球環境学研究所共同研究員(2012〜2017年)
- 北海道立生涯学習推進センター運営協議会委員(2013〜2016年)
- 科学技術振興機構 科学コミュニケーションセンターフェロー(2012〜2015年)
- 道民カレッジ運営委員・企画専門部会委員(2009〜2013年)
- 北海道 遺伝子組換え作物の栽培について道民が考える「コンセンサス会議」実行委員会委員(2006〜2007年)
受賞歴
- 2014年4月 平成26年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞 理解増進部門(「アウトリーチ活動とそれを担う人材の育成を統合した理解増進」、杉山滋郎・石村源生・大津珠子との連名)
略歴各種
2013年7月版:『萌芽的科学技術と市民』編者紹介
北海道大学高等教育推進機構准教授.1973年生まれ.東京大学大学院新領域創成科学研究科博士後期課程修了.博士(環境学).北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット(CoSTEP)特任准教授などを経て,2008年から現職.著作に『地域環境の再生と円卓会議:東京湾三番瀬を事例として』日本評論社,2009年,『はじめよう!科学技術コミュニケーション』(共編著)ナカニシヤ出版,2007年,「コンセンサス会議」篠原一編『討議デモクラシーの挑戦』岩波書店,2012年,ほか.
2009年3月版:『地域環境の再生と円卓会議』著者紹介
北海道大学高等教育機能開発総合センター生涯学習計画研究部准教授
専門分野:社会学、科学技術コミュニケーション 1973年 千葉県野田市生まれ、1996年 東京大学文学部社会学専修課程卒業、出版社勤務を経て、東京大学大学院で環境社会学を学ぶ、2005年 北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット特任助教授(2007年から特任准教授)、2007年 東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了〔博士(環境学)〕、2008年より現職
主著 『「超」読解力』(講談社+α新書、2005年)、『はじめよう!科学技術コミュニケーション』(共編著、ナカニシヤ出版、2007年)、「実用段階に入った参加型テクノロジーアセスメントの課題ーー北海道『GMコンセンサス会議』の経験から」(『科学技術コミュニケーション』1号、2007年)
専門分野
私自身のいちばん広い意味での専門分野は社会学です。あらゆる事象の社会的な側面(人間の行為やその意味、組織や制度等)に強い興味・関心がありますが、研究者としては、環境問題や科学技術、とりわけそれらに関するコミュニケーションや社会的意思決定を対象としてきました。これらを社会現象として捉え、その実態や背後にあるしくみを社会調査によって具体的なデータで裏づけつつ解明していくというのが、研究の基本的な進め方です。
もう少し詳しく専門分野を表現すると、環境社会学および科学技術社会論となります。環境社会学は、多岐にわたる社会現象の中でも、環境問題や環境保護運動、環境政策などを主な対象とする社会学の一分野です。科学技術社会論の方は、科学技術を対象とする人文社会系の研究(哲学や倫理、歴史、人類学、社会学など)からなる学際的分野で、その中で私は、もっぱら社会学的なアプローチを用いる研究者という位置づけになります。
大学院博士課程の時、東京湾における埋立開発の中止と、干潟の保全・再生に向けた地域社会の動きに密着したフィールドワークを行い、博士論文を書きました(『地域環境の再生と円卓会議』日本評論社)。この研究の中には、あまり整理されないままでしたが上記の関心が様々な形で含まれており、結果的には自分自身のその後の研究を方向づけています。