mikami lab.@名古屋大学 大学院環境学研究科 環境政策論講座

名古屋大学大学院環境学研究科 環境政策論講座の三上直之のサイトです。2023年10月に北海道大学から現所属に異動しました。

英国 気候市民会議 Climate Assembly UK 報告(1) 〜参加者の選出方法〜

英国バーミンガム市で1月25日、英国議会下院主催の気候市民会議 Climate Assembly UK が始まった。国全体の縮図になるようにくじ引き civic lottery で集まった110人が、英国が昨年6月に法制化した「2050年までに温室効果ガスの実質排出をゼロにする」という…

【報告書公開】脱炭素社会への転換と生活の質に関する市民パネル

ご報告が遅くなりましたが、科研費のプロジェクトの一環として2019年3月に北海道大学で実施した「脱炭素社会への転換と生活の質に関する市民パネル」の詳細版の報告書を、10月末に発行しました。 西欧などでは、近年、無作為抽出型の市民会議を用いて気候変…

日本ミニ・パブリックス研究フォーラムで報告します(12/7(土)、東京工業大学)

無作為抽出型の市民参加に取り組む実践家や研究者が集まって議論する、ミニ・パブリックス研究フォーラムの5回目の年次集会が、下記の通り開かれます。私も、今年3月に実施した「脱炭素社会への転換と生活の質に関する市民パネル」について報告します。 主催…

雑誌『科学技術コミュニケーション』合評会のご案内(10月8日)

恒例のJJSCを読む会(雑誌『科学技術コミュニケーション』合評会)を下記の通り行います。今回は先日発行された第25号から、種村剛さんらによる討論劇についての報告をとりあげます。 種村さんたちのグループでは、2016年から毎年、CoSTEPの実習の一環として…

大学院入試の募集要項配布と説明会

2020年度(令和2年度)理学院入試の募集要項の配布が、先週から始まっています。試験は2019年8月22日、23日(科学コミュニケーション講座は22日のみ)です。配付は理学院の窓口及び郵送で行っています。また下記の所からダウンロードも可能です。 日本語版募…

「脱炭素社会への転換と生活の質に関する市民パネル」政策担当者のための報告書

▼報告書(PDF)はこちらからダウンロードしてご覧ください 大阪大学や国立環境研究所、名古屋大学、明治大学、日本科学未来館による共同研究として行っているJSPS科研費基盤研究(B)「地球規模かつ超長期の複合リスクのガバナンスにおけるミニ・パブリックスの…

「脱炭素社会への転換と生活の質に関する市民パネル」傍聴者募集(参加無料・要事前申込み)

気候変動対策に関する新しい国際的取り決め「パリ協定」が2016年に発効し、21世紀後半に温室効果ガスの排出を実質的にゼロにするという目標が、世界的に共有されました。これから数十年の間に、エネルギーの使い方を始めとするライフスタイルや、経済・社会…

雑誌『科学技術コミュニケーション』合評会のご案内(2月5日)

恒例の「JJSCを読む会」(雑誌『科学技術コミュニケーション』の合評会)を下記の通り開催します。 今回は、昨年暮れに発行された第24号の中から、CoSTEP13期生を対象とした意識調査をもとにした論文「科学技術コミュニケーター養成教育がもたらす科学技術コ…

公開研究会「無作為抽出型の市民参加の可能性ー地球規模リスクの問題への応用を考えるー」

社会的に意見の分かれるテーマについて、無作為抽出などによって一般から選ばれた人たちが話し合い、その結果を政策決定などに用いる「ミニ・パブリックス」という市民参加の方法があります。地域レベルの課題には日本でも広く用いられるようになっているこ…

「次世代のエネルギー選択を考える」を大学院共通授業科目で開講

2018年度1学期(春ターム)に北海道大学大学院で「次世代のエネルギー選択を考える」と題した講義(1単位)を開講します。福島第一原発事故を契機として、ひきつづき原発依存度の低減が求められる中、将来の日本のエネルギー需給をいかに構想すべきか。「エ…

雑誌『科学技術コミュニケーション』合評会のご案内(3月28日)

恒例の「JJSCを読む会」(雑誌『科学技術コミュニケーション』の合評会)を下記の通り開催します。今回は昨年暮れに発行された第22号の中から、報告1本を取り上げてとりあげて議論します。 第9回「JJSCを読む会」 日時 2018年3月28日(水)18:30-20:00 会場 …

大学院入試(第二次募集)の募集要項配布が始まりました

平成30年度理学院入試(第二次募集)の募集要項の配布が始まりました。試験は2018年2月7日、8日(科学コミュニケーション講座は8日のみ)です。配付は理学院の窓口及び郵送で行っています。また下記の所からダウンロードも可能です。日本語版募集要項 http:/…

雑誌『科学技術コミュニケーション』合評会のご案内(10月3日)

第8回目となる「JJSCを読む会」(雑誌『科学技術コミュニケーション』の合評会)を下記の通り開催します。先日発行された第21号の中から、2本をとりあげて議論します。 第8回「JJSCを読む会」 日時 2017年10月3日(火)18:30-20:00 会場 北海道大学情報教育…

ふたたびウェブサイトの看板を変更します

このサイトの題名を、「北海道大学理学院 科学技術コミュニケーション研究室」から、「mikami lab.@北海道大学 科学技術コミュニケーション研究室」に変更しました。大学院理学院で科学技術コミュニケーション研究室をともに運営している川本思心准教授が「…

2017年度理学院集中講義「次世代のエネルギー選択を考える」

2017年度前期に北海道大学大学院で「次世代のエネルギー選択を考える」と題した集中講義(計2単位)を開講します。福島第一原発事故を契機として、ひきつづき原発依存度の低減が求められる中、将来の日本のエネルギー需給をいかに構想すべきか。道内では初実…

雑誌『科学技術コミュニケーション』合評会のご案内(2月7日)

第7回目となる「JJSCを読む会」(雑誌『科学技術コミュニケーション』の合評会)を下記の通り開催します。先日発行された第20号の中から、2本をとりあげて議論します。 第7回「JJSCを読む会」 日時 2017年2月7日(火)18:30-20:30 会場 北海道大学情報教育館…

第2回日本ミニ・パブリックス研究フォーラム

今度の土曜日、下記の通りミニ・パブリックス研究フォーラムが開かれます。主催者からのお知らせを転送します。 第2回 日本ミニ・パブリックス研究フォーラムのご案内 昨年12月に発足しました日本ミニ・パブリックス研究フォーラムは、多くの方々のご参加を…

大学院入試(第二次募集)の募集要項配布が始まりました

平成29年度理学院入試(第二次募集)の募集要項の配布が始まりました。試験は2017年2月8日、9日(科学コミュニケーション講座は8日のみ)です。配付は理学院の窓口及び郵送で行っています。また下記の所からダウンロードも可能です。日本語版募集要項 http:/…

「社会との対話・協働」に関する研究開発

所属先の高等教育推進機構が年に3回発行しているニュースレターの巻頭に、自分の研究について自由に書いてよいという機会を頂きました。着任から来月で丸8年となる研究部門での活動をふりかえってみました。ニュースレターは下記のところでも全文PDFでお読み…

夏の集中演習(合宿)

9月17日(土)、18日(日)の2日間、札幌市南区の定山渓温泉に合宿し、論文ゼミ恒例の夏期集中演習を行いました。この合宿は今年で5回目ですが、定山渓での開催は初めてです。大学院生やCoSTEP研修科生、私たち教員も合わせて9人が参加しました。 今回は研究…

日韓ワークショップを開きました

ご報告が遅れましたが、7月29日に北海道大学で「科学技術への市民参加に関する日韓ワークショップ(Japan-Korea Exchange Workshop on Public Engagement in Science and Technology)」を開きました。韓国側からは韓国カトリック大学のイ・ヨンヒ教授(社会…

「順応科研」のウェブサイトがオープン

北海道大学大学院文学研究科の宮内泰介教授が代表を務める、順応的ガバナンス(adaptive governance)に関する研究会に2012年から参加していますが、この研究会で今年度から4年間の予定で、科研費の新しいプロジェクト(基盤研究(A)「不確実性と多元的価値の…

フィールドワークに映像を使いたい

私の現在の研究テーマの一つに、自然環境の保全・再生・利用に関する協働のしくみ(環境ガバナンス)を、地域におけるフィールドワークの中から考える、というのがある(詳しくは研究内容のページをご覧ください)。自分の中の大まかな系統で言うと、大学院…

第6回「JJSCを読む会」の報告

6月に発行された雑誌『科学技術コミュニケーション』19号の合評会(JJSCを読む会)を、7月26日(火)夜、北海道大学情報教育館4階共用多目的教室(1)で開きました。この合評会は『科学技術コミュニケーション』に掲載された論考をもとに、さらに議論や交流…

雑誌『科学技術コミュニケーション』合評会のご案内(7月26日)

第6回目となる「JJSCを読む会」(雑誌『科学技術コミュニケーション』の合評会)を下記の通り開催します。今回は、先月発行された第19号の中から、3本をとりあげます。 第6回「JJSCを読む会」 日時 2016年7月26日(火)18:30〜20:30 会場 北海道大学情報教育…

大学院入試の募集要項配布が始まりました

今年の夏に行われる平成29年度理学院入試の募集要項の配布が始まりました。配布は理学院の窓口及び郵送で行っています。また下記の所からダウンロードも可能です。日本語版募集要項 http://www.sci.hokudai.ac.jp/graduateschool/entrance/recruitment 英語…

北海道大学公開講座(全学企画)の受講者を募集中

恒例の北海道大学公開講座(全学企画)が、今年は7月4日(月)〜25日(月)の日程で開かれます。今年のテーマは「「国のかたち」を案ずる時代の知恵」。下記の8人の北大の研究者がお話しします。受講には事前申込が必要で、6月24日(金)まで受け付けていま…

2017年度大学院入試情報

当研究室で大学院生(修士・博士後期課程)として学びたい方は、北海道大学大学院理学院自然史科学専攻科学コミュニケーション講座を受験し、合格する必要があります。出身学部は問いません。文系学部出身の方も受験できます。入試は例年8月と2月に行われま…

大学院 科学コミュニケーション講座の入試説明会

2017年度(平成29年度)大学院入試に向けた理学院 科学コミュニケーション講座の説明会を、下記の通り開きます。講座の教員が出席し、講座の概要や各研究室の教育・研究内容を紹介するほか、出願に際しての質問なども受け付けます。大学院受験を検討されてい…

実況中継:北大1年生の一般教育演習「聞く力・話す力のトレーニング」

2009年から毎年、北海道大学の学部1年生を主な対象とした「聞く力・話す力のトレーニング」という演習授業を開いています。20人程度のクラスで、大学生にふさわしいインタビューやスピーチなどの口頭コミュニケーションの技術を、実際に練習しながら鍛える授…